「プール DE アート! 」プロジェクト

4年生図画工作科・総合的な学習 学習プログラム
題材名「プール DE アート!」
〜水の中の「きれい」「おもしろい」をさがそう〜

児童:札幌市立開成小学校 4年1組 39名+転校生1名=40名
指導者:加藤雅子、三上隆一

1,活動の概要と子どもへの願い

 いつも見慣れた場所もちょっと手を加えたり,見方を変えたりすることによってまったく違った風景になったり,わくわくどきどきするような場所になったりする。
 本題材では場所を普段は水泳学習で使用している学校プールを利用する。水中や水面,プールサイドに目を向け光や色に変化を加えたりして,楽しみながら「きれい」「おもしろい」と思えるような風景や映像を見つけ出していきたい。
 さらにその中で遊ぶことを楽しむとともに残しておきたい,友達に見せたい(伝えたい)と思える映像を写真や動画で記録していく。伝え合うツールとしてインターネットを利用し,より多くの人たちに見てもらうことによって,表現へのこだわりが育つことを期待したい。

2,活動のねらい

・水中という環境の中で,普段とは違う風景や映像を楽しみ,十分にその美しさを体感する。
・「きれい」「おもしろい」と思える映像をカメラの特性を生かして残すことができる。
・水面や水中がさらに引き立つような工夫をする。
・自分や友達の映像をwebで公開し,お互いに見合うことによって活動への意欲を高める。

3,活動の流れ
活  動  内  容
Time
留意点
・教科書7ページ「いい場所 みつけた」をみていつも見慣れた場所でもちょっと手を加えるとわくわくするような場所になるということに気づく。 1 ・自分たちの遊びの中から似たような体験を想起させる。
・今回は「プール」をいい場所とすることを知り,どんなふうに手を加えたらよいかを考える  
・水泳学習をしながら水中や水面の特性を見つけ,自分のイメージを持つ。 (2) ・プールに持ち込んでは危険なもの,や適さないものを考えさせ,許容範囲を示す。
・帯広市広陽小学校の子どもたちの作品や活動の様子を見て,さらにイメージを湧かせ,そこの子どもたちとの交流へ意欲を持つ 1(8/22)
9月1日(月)
10:45~12:25
 
・プールで取りたい映像をつくるために現場に持っていくものをつくる  
・プールの中で自分たちがつくったものを配置し,「きれい」「おもしろい」を楽しみながら見つけ,気に入ったショットを撮影する。 2
9月4日(木)
10:45~12:25
・フィルムの枚数やビデオ撮影の秒数などを意識させ,無駄撮りを防ぐ。
・後の人が気持ちよく使えるようにプールの内外を片付ける。  
・現像,再生した映像の中からお互いに批評し合い,よりよいものをセレクトしwebにupする。 1  
・帯広の子どもたちと出来上がった映像をもとに交流を深め,次の活動への意欲をもつ。 1 ・インターネットの双方向的な使い方を意識する。


授業の様子アルバム:Movieのページ

9月1日(月)10:45~12:25


9月4日(木)10:45~12:25



2003.9.9