テキスト ボックス: ビデオ編集ソフト「iMovie2」操作マニュアル
AppleMark

1 キャプチャの読み込みと、基本操作


1-1 ビデオカメラ映像の取り込み
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1)FireWireケーブルをPCとビデオカメラに接続し、カメラの電源を入れます。
2)PCの電源を入れ、iMovieを立ち上げます。
3)新規ドキュメントを作成し名前を付けて、[作成]ボタンを押します。
4)iMovieを[カメラ/編集モードスイッチ]から[カメラモード]に切り替えてください。
([再生モニタ]に、「カメラは接続されています」と表示されます)
5)iMovieの[再生ボタン]を押し、再生後、取り込みたい部分で[取り込み]ボタンを、押します。、iMovieの[クリック棚]内にクレジットクリップ(以後クリップと表記します)として取り込まれます。[取り込み]ボタンが押された状態を維持すると、ビデオカメラ撮影時に録画のポーズボタンを押したタイミングごとにクリップごとにクリップが作成されます。
6)ディスク上で使用できる容量としては[空き容量]を参考にして下さい。
・緑 : 十分
・黄 : やや不足
・赤 : 不足
 
1-2 クリップの再生

 
1)取り込まれたクリップの中で、編集したいクリップを選択し、[クリック棚]から[クリップビューアタブ]内に、クリッックをしながら移動させます(選択されたクリップは黄色く表示されます)。
 
*ワンポイント
1)複数のクリップを選択したい場合
shift]を押しながら他のクリップを選択します。
2)クリップの順番を変更したい場合
変更したいクリップを選択し、入れたいクリップの間に、はさめるようにクリックしながら移動させます。
 
2)[クリップビューアタブ]内の、再生したいクリップを選択し、[再生モニタ]内にある再生ボタンを押すと、ムービーが再生されます。停止したい場合は、もう一度再生ボタンを押して下さい。
 

1-3 静止画像や他の種類のファイルを読み込む
 

1)[ファイル]→[ファイルの読み込み]を選択し、希望のファイルを選択します。画像は、[クリック棚]もしくは、[クリックビューア]内に取り込まれます。

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2)オーディオは[タイムラインビューア]内に取り込まれます。
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3)タイムラインを全て見る場合、[タイムライン・スクロールバー]を使い、必要に応じてスクロールして下さい。
4)音を消したい場合、消したいトラックの[消音]のチェックをはずして下さい。

 

*ワンポイント

FireWireの特長

FireWireの特長を一言で言えば、とにかく高速であること。400Mbpsという転送速度は、USBの帯域幅の30倍以上の速さに相当します。これは高速の記憶装置や本格的なビデオキャプチャにはパーフェクトな選択です。その他の特長は次のとおりです。

・最長約4.2mのケーブルを使って最大63台の機器を接続できます。

・ホットプラグ対応。スキャナやCDドライブの接続および取り外しの際に、これらの電源を切ったり、コンピュータを再起動する必要がありません。

FireWireケーブルの接続は、スナップ方式になっています。デバイスIDやジャンパ、ディップスイッチ、ねじ、ラッチ、ターミネータは不要です。


 
1-4 プロジェクトの修正

 
1)閉じたプロジェクトを開く場合は、保存した名前のフォルダを開き(図1)、★星のついたアイコンをダブルクリックし修正をしてください。
2)Mediaフォルダには(図2)、主にビデオカメラから取り入れたクリップが入っており、関係のあるファイルも入れる事ができます。
 
 
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( 図1 ) 
( 図2 )


2 編集

 

2-1 ビデオクリップの切り抜き
 
1) クリックビューア内の、編集したいクリップをクリックして、選択します。
2)移動バーの下をクリックしてドラッグすると。三角形の切り抜きマーカーが2つ現れます。クリップの残したい部分の開始箇所と終了箇所に、[切り抜きマーカー]をドラックしながら左右に移動させ選択します。(マウスボタンを放すと移動バーの一部が青から黄色に変わります。)
3)[delete]を押してクリップの切り抜くと(もしくは、[編集]→[切り抜き]でも切り抜けます。)、[切り抜きマーカー]の外側の部分が削除されます。

 

*ワンポイント

選択部分の取り消しを行う場合は、[編集]→[選択をすべて解除]を選択して下さい。

 

4)クリップの最初や最後ではなく途中を切り抜きたい場合は、削除したい場所を選択し、[編集]→[消去]を選択します。
 
*ワンポイント
秒単位で設定したい場合はキーボード上の左右の矢印キーで行って下さい。左右の矢印キーを操作すると、再生ヘッドの右側に時間が表示されますので、確認しながら調整して下さい。
 
5)プロジェクトへの変更を保存します。[ファイル]→[プロジェクトを保存]を選択して下さい。(プロジェクト保存の画像については、(1-3静止画像や他の種類のファイルを読み込む)の(1)を参照して下さい。
 

2-2 クリップの分割
 

1)クリップを2つに分割したい場合は、希望の位置にマウスを移動しマウスを移動し、[編集]→[ビデオクリップを再生ヘッドの位置に分割]を選択します。

2)クリップがクリップビューア内で分割されます。

 

*ワンポイント

分割した後に、クリップ名をそのままにしておくと区別がしにくいので、新しいクリップをダブルクリックして名前を変更すると便利です。

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2-3 既存のクリップから編集用にコピーを作成
 
編集したクリップは、オリジナルを残した状態で作業を行うと、いつでも最初に戻れますの。クリップ棚にあるクリップからビデオの一部をコピーして新しいクリップを作成します。

1)使用したい映像を含むクリップを、クリップ棚でクリックします。選択されたクリップは黄色くハイライト表示されます。
2)[編集]メニューで[コピー]を選択します。
3)[編集]メニューで[ペースト]を選択します。クリップ棚に新しいクリップが現れます。
4)新しいクリップをダブルクリックし名前を変更して、削除したい部分を編集します(名前変更の仕方については、2-2 を参照して下さい)。不

不要な部分を削除すると、オリジナルのクリップよりもクリップの継続時間が短くなっていることが確認できます
(秒単位で設定したい場合は、2-1の(4)を参照して下さい)。

3 特殊効果の挿入

 

3-1 トランジションの追加
 
クリップとクリップの間、あるいはムービーの始まりと終わりにトランジション(ページ移動などにビジュアルな効果を与える機能)を追加します。
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1)[トランジション]ボタンをクリックして[トランジション]パネルを表示します。
2)[速度スライダ]を使って、トランジションの速度を設定します。設定速度が遅いほど、トランジションのレンダリングに時間がかかります。
3)[トランジション]をクリックして選択します。選択したトランジションのサンプルが[トランジションプレビュー画面]に現れます。[プレビューボタン]を押すと、[再生モニタ]で確認する事が出来ます。
4)[トランジションボタン]が有効な場合は、矢印をクリックしてトランジションの方向を選択します。方向の設定は前クリップがある時にのみ可能です。
5)トランジションを[クリップビューア]にドラッグし2つのクリップの間、またはムービーの最初や最後に配置します。
 
*ワンポイント
コンピュータの性能やトランジションによっては、この処理に時間がかかるかもしれません。レンダリングの進行状況は、黒いバーの赤い表示部分が進む様子で示されます。
 

3-2 タイトルを追加する
 

ムービーの始まりと終わりにはタイトルを使うと、効果的です。また、タイトルはプロジェクト全編を通してどのクリップにも入れられ
ます。

 

1)クリップにタイトルを入れるには、[クリップビューア]または[タイムラインビューア]で該当するクリップをクリックして選択します。なおタイトルは、黒い背景に重ねて単独のクリップ として使用することもできます。

2)[タイトル]ボタンをクリックしてタイトルパネルを表示します。

 

3)タイトルパネルのリストで、タイトルのスタイルをクリックして選択します。選択したタイトルのプレビューがタイトルプレビュー画面に現れます。

 

4)[速度スライダ]を使って、タイトル効果の速度を調整します。一部のタイトルスタイルでは、 [一時停止スライダ]を使ってタイトルの表示時間も設定できます。

 

5)タイトルのスタイルによっては[スクロールボタン]が表示され、有効になります。矢印をクリックしてタイトルのスクロール方向を変更できます。

 

6)[タイトルのカラーピッカー]ボックスをクリックして文字の色を選択します。

 

7) 独立したページやを黒の背景で別のページを作成したい場合は、[黒背景]ボックスをチェックします(タイトルを作成して希望の位置にドラッグすると、新しいクリップができます)。

 

8)QuickTimeムービーとして公開する場合は[QTマージン]ボックスをクリックします。それ以外の場合は、このボックスのチェックを外しておいてください。テレビ画面でムービーを再生する場合に、テキストをすべて表示します。。

 

9) フォントの[ポップアップメニュー]でフォントを選択します。このリストには、コンピュータ にインストールされているフォントが表示されます。

 

10)文字サイズスライダを使って文字のサイズを調整します。

 

11)[テキストフィールド]に文字を入力します。[テキストフィールド]には、テキストを入力するボックスが2段表れます。ほとんどのスタイルの場合、各テキストボックスに入力したテ キストは1行で表示されます。

 

12)タイトルパネルの[プレビュー]ボタンをクリックすると、iMovieの[再生モニタ]でタイトルが再生されます。

 

13)タイトルが完成したら、タイトルを[タイトルリスト]から[クリップビューア]にドラッグし、希望の場所に配置します。

クリップに重ねたい場合は該当するクリップの前にドラッグします。

プロジェクトの最初にタイトルを表示したければクリップの前に、プロジェクトの最後に表示したければクリップの後ろにドラッグします。

クリップの途中で表示したい場合は、 クリップを2つに分割してタイトルを入れたいクリップの前に配置します。レンダリングの進行状況は、黒いバーの赤い表示部分が進む様子で示され、レンダリングが終了してから次の作業に進んで下さい(クリップの分割に関しては、2-2クリップの分割 を参照して下さい)。

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3-3 サウンドや音楽を追加する
 
3-3-1 音声クリップを追加する
 

1)お使いのPCにマイクが内蔵されているか、または外部マイクが接続されているか確認してください。

 

2)外部マイクが接続されていない場合、[アップル]メニューの[コントロールパネル]を選択し、サブメニューから[サウンド]を選択します。[入力]タブをクリックして、入力パネルから[内部マイク]を選択します(コントロールバーのサウンド項目を開いても、入力源を選択することができます)。

 

3)iMovieのプロジェクトを開きます。

 

4)ナレーションを始めたい場所に再生ヘッドを配置します。

 

5)オーディオパネルが開いていない場合は、[オーディオ]ボタンをクリックして開きます。

 

6)[マイクで録音]ボタンをクリックして、マイクにむかい録音します。

 

8)終わったら[停止]ボタンをクリックします。録音した音声はタイムラインビューアにオレンジ色のバーで表示されます。

 

9)オレンジ色のバーを選択し、クリックしながら、希望の位置に移動させます。

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3-3-2 サウンドエフェクトを追加する

1)[オーディオパネル]の中から、サウンドエフェクトのリストをスクロールしながら、聞きたい音を選択します。

 

2)[タイムラインビューアタブ](時計のアイコン)をクリックします。(クリックビューアタブの下にあります)

 

3)サウンドエフェクトを追加したい場所を決めます。使いたいサウンドエフェクトを[オーディオパネル]から、希望の場所にクリックしながら、[オーディオトラック]の中にドラッグします。サウンドの長さが青色のバーで表示されます。

 

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3-4 CDの音楽を追加する

 

オーディオCDの音楽をiMovieのプロジェクトに追加することができます。

 

1)[アップル]メニューの[コントロールパネル]を選択し、サブメニューから[サウンド]を選択します。[入力]タブをクリックして、入力パネルから[CD]を選択します。

 

2)iMovieのプロジェクトを開きます。

 

3)オーディオパネルが開いていない場合は、[オーディオ]ボタンをクリックして開きます。

 

4)コンピュータのCD-ROMドライブにCDをセットします。[オーディオパネル]の中にトラックリストが表示されます。

 

5)リストのトラックをクリックし、音楽を再生します。

 

6)ムービーの中で音楽を始めたい位置に再生ヘッドを移動します。

 

7)追加したいトラックをクリックして、[ミュージックの録音]ボタンをクリックします。トラックが再生され、2つのオーディオトラックのいずれかに追加されます。

 

8)録音を止めたいところで[停止]ボタンをクリックします。

  ドラッグします(左から右への切り抜きも可能です)。希望の長さが決まったら、[delete]を押します([編集]メニューから[切り抜き]の選択でも切り抜けます)。

 

*ワンポイント

音の[フェードイン][フェードアウト]を肢体場合は、[インラインビューア]から録音したオーディオトラックを選択し[フェードイン]オプションまたは[フェードアウト]オプション、あるいは両方をチェックします。

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3-5 ビデオエフェクトを追加する
 
ソフトフォーカス、セピア調などのビデオエフェクトをクリップに追加することが出来ます。
1)エフェクトを追加したいクリップまたはクリップの一部を選択します。
2)[エフェクト]ボタンをクリックします。
3)エフェクトパネルのリストから、追加したいエフェクトを選択します。[ソフトフォーカス]など一部のエフェクトでは、[エフェクトリスト]の下に現れるスライダを使ってさらに調整が行えます。
4)[プレビュー]をクリックすると、選択したエフェクトがビデオに適用され、iMovieの[再生モニタ]に表示されます。
5)「適用」を選択します。
6)エフェクトを解除したい場合は、[元に戻す]ボタンをクリックします。別のエフェクトを選択して[アップデート]をクリックすると、エフェクトを変更できます。
*ワンポイント
エフェクトを適用しても、オリジナルのビデオはハードディスクに残っています。オリジナルを削除したい場合は[確定]ボタンをクリックします。ただし、この操作をした後には、エフェクトを変更することはできません。

3-6 その他の特殊効果 
 

3-6-1 クリップの音声のオーディオ抽出

 
1)すでにムービーに張り付いている音声(台詞やBGMなど)を差し替えたい場合や、再生位置を変更したい場合は、クリップから音声部分を抽出しなければなりません。
2)希望のクリップのオーディオを抽出したい位置に、再生ヘッドを移動します。
3)[高度な操作]→[オーディオの抽出]を選択すると、(クリップ04/1<クリップ番号が表示されます>からオーディオを抽出中・・・)という、画面が現れます。その後、タイムラインビューアの中にオーディオが挿入されます。

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3-6-2 再生方向の逆転
 
1)希望のクリップを選択します。
2)[高度な操作]→[クリップの再生方向の逆転]を選択すると、クリップの右上に再生ボタンとは反対、左向きの三角が表示されます。