技術・家庭科学習指導案  


 

 

T 領域・題材              

   金属加工・さまざまな加工法を取り入れた        金属製品の設計と製作

 

U 領域・題材の目標と学習のねらい


 簡単な金属製品の設計と製作を通して,金属材料の特徴と加工法との関係について理解させ,使用目的や使用条件に即して製作品をまとめる能力を養う。
 

(1)金属製品の機能と構造について知る。

(2)製作品の構想を具体化し,製作に必要な構   想図や製作図をかくことができる。

(3)製作工程を知り,作業計画を立てることが   できる。

(4)金属材料,接合材料及び工具の特徴と,そ   れらの使用法を知る。

(5)金属用手工具と工作機械の使用法を知り,   それらを使用して加工が適切にできる。

(6)日常生活や産業の中で果たしている金属の   役割について考えることができる。

 

 金属は古くより人類に利用され,その発展に大きく貢献し,さらに最近では優れた性質を持つ合金の開発や工作機械の高性能化など,材質の面でも加工技術の面でも著しい進歩が見られ,活用される範囲はますます広くなってきている。身の回りの金属製品や構造物を通してこれらの金属の種類や加工法を想起させ,また五感を通して体験させることによって興味・関心を持たせながら理解させたい。

 今回の実習では,材料として,黄銅,銅,低融点合金を用意し,加工法として,切断,ねじ切り,穴あけ,研磨,パイプの折り曲げ,鋳造を取り入れた。

 

V 研究とのかかわり

 本題材は「考えてみよう」そして「試してみよう」という流れを大切にした授業の組み立てになっている。そして課題解決的な学習のために,「学習材」を用い,生徒一人ひとりの考え方を大切にした。

 従来の授業は「教材」を用いた教師主導であったが,「学習材」は自分で考え,自分の方法で課題を解決しようと試み,自己修正しながら課題解決を目指すものである。本時では,生徒が手軽に扱える低融点合金を使っての鋳造を通して,課題の解決を目指す生徒の姿勢を育んでいきたい。

    

 

 

 W 学習の全体計画(全体20時間 本時11/20)

 
 
1.金属と生活(1)
2.金属の性質と特徴(4)
3.設計と製作(14)
4.金属の利用と役割(1)
 





 

@材料取り(2)
A部品加工(本時4/10)
B組  立(1)
C塗  装(1)
 





 


 

金属加工(20)
 


 

 
 

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